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Column

オーダーメイドスーツと量販スーツを着比べたら学びがあった話

オーダーメイドスーツって、何時間もかけて採寸するから「自分の体にぴったり合う」と思いますよね?

でも、スーツが届く頃には5kg痩せていて、ブカブカになってしまったんです。

結果的に、自分にぴったり合うスーツを探し求めたけど、意外にも「吊るしのスーツ」(既製品)の方がしっくりきたという話。

【 大切なのは「スーツに自分を合わせてもらう」ことじゃない 】

この経験から学んだのは、スーツに自分を完璧にフィットさせることが重要なのではなく、むしろ「自分がスーツに合わせにいく」ことも大切だということ。

体型は常に変化するし、厳密に言えば「自分に完全に合うもの」なんてこの世に存在しません。

だからこそ、本当に大切なのは縫製技術や素材そのもののクオリティだと思うんです。

【 オーダーメイドの限界と、万人にフィットするものの価値 】

たとえば、誰かに食事を提供するとき、「俺の好みの味付けにしてくれ」と言われても、正直「知らないよ」となります。

自分ならそう思います(笑)。

だからこそ、料理人は多くの日本人の味覚データや、一般的な傾向を分析しながら「この年代の人にはこの味が合うだろう」という基準で味を決めるわけですよね。

それでも、「美味しい」と思う人もいれば、「まずい」と思う人もいる。

実は寝具でも、まったく同じことが言えます。

✔ 「完全に自分に合う寝具」は存在しない
✔ 人間の体は常に変化する
✔ だからこそ、個々の調整よりもベースとなる品質が重要

つまり、オーダーメイド枕を作るよりも、万人にとって快適な形状と素材を徹底的に追求することが大切なんです。

ミネルヴァスリープでは、耐久性や快適性にこだわった素材を使い、「体に合わせる」のではなく、「どんな体でも快適にフィットする」ことを目指しています。

スーツも枕もマットレスも、結局のところ「本質的な品質」が大切なのかもしれませんね。