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朝の「首が痛い」は枕の高さが原因!痛みを解消する最適解とは?
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「朝、首の痛みで目が覚める…。」
「しっかり寝たはずなのに、肩まで凝ってスッキリしない。」
その不調、毎晩使っている枕の高さが合っていないサインの可能性があります。
ですが、自分に合う枕の「理想の高さ」が何cmなのか、どう選べばいいか分かりませんよね。
この記事では、首が痛い根本原因と「枕の高さ」の密接な関係を徹底解説します。
さらに、自宅でできる簡単なセルフチェック方法から枕選びで失敗しないための「3つのポイント」まで、あなたの悩みを解決する具体的な方法をすべてお伝えします。
正しい知識を身につけて、痛みで目覚めない快適な朝を手に入れましょう。
首が痛い原因は枕の高さが合っていないサイン

毎日使っている枕が高すぎたり低すぎたりすると、朝起きた時に首が痛くなる可能性があります。
ここでは、枕の高さが合わないとなぜ首が痛くなるのか、そのメカニズムを解説します。
高い枕で寝ると首が痛くなるのはなぜ?
高すぎる枕は、首が不自然に曲がった状態を強制するため首の痛みを引き起こします。理想的な寝姿勢は、立っている時と同じ自然なS字カーブが保たれていることです。
しかし、枕が高すぎると顎が引け、首が圧迫されてしまいます。これは、重い頭を不自然な角度で支え続ける状態となり、筋肉の緊張や血行不良を招きます。
高い枕が首の痛みを引き起こす原因
・頚椎(首の骨)の圧迫:首が「くの字」に曲がり、頚椎や神経が圧迫されます。
・筋肉の持続的な緊張:首や肩の筋肉が常に緊張し、リラックスできません。
・血行不良:血流が悪くなり、疲労物質が溜まって「こり」や「痛み」につながります。
・気道の圧迫:気道が狭くなり、呼吸が浅くなる、またはいびきの原因にもなります。
このように、首が痛いと感じる場合、枕の高さが高すぎないか見直すことが重要です。
低すぎる枕が引き起こす首への負担
逆に枕が低すぎると、頭が心臓より低い位置まで下がり、首が後ろに反る状態になります。この「首が反る」姿勢は、寝ている間も首の筋肉に余計な力が入る原因です。
頭を支えようと筋肉が緊張し続けるためリラックスできず、睡眠中に十分な休息が取れないまま筋肉疲労が蓄積して首が痛い状態を引き起こします。
特に横向きで寝る場合、低い枕では肩幅の分だけ頭が落ち込み、首が横に折れ曲がってしまいます。
これも肩や首への大きな負担です。首が痛いと感じたら、使っている枕の高さが低すぎないかも確認してみましょう。
ストレートネックの人は特に高さ選びが重要
ストレートネックの人は、特に枕の高さ選びに注意が必要です。
ストレートネックとは、本来あるはずの首の緩やかなカーブ(頚椎アーチ)が失われ、まっすぐになってしまった状態を指します。
長時間のスマホ操作やデスクワークが主な原因とされ、日常的に首や肩に負担がかかりやすい特徴があります。
この状態で一般的な高さの枕を使うと、首が不自然に前に曲がり、首が痛い症状を悪化しやすくなります。逆に低すぎても、頭が安定せず首の筋肉が緊張してしまいます。
ストレートネックの人は、首の隙間を無理なく埋める比較的低めの枕が適していることが多いです。自分の首の状態に合わせた枕の高さを見つけることが、痛みの軽減につながります。
そもそも枕が重要な理由

「首が痛い」悩みと枕は密接に関係しています。枕は単なる寝具ではなく、睡眠中の首と体を守る重要な役割を担っているからです。
具体的に「なぜ枕が必要なのか」を知ることで、自分に合う枕の高さを見つけるヒントとなるでしょう。ここでは、枕が持つ2つの大切な役割を解説します。
首とマットレスの隙間を埋めて頚椎を支えるため
枕の最も重要な役割は、マットレスと首の間にできる「隙間」を埋め、首の骨(頚椎)を自然な形で支えることです。
私たちは立っている時、重い頭を支えるために首の骨が緩やかなS字カーブを描いています。寝ている時もこのカーブを維持することが、首に負担をかけない理想の姿勢です。
もし枕がなければ、頭が落ち込み、首が不自然な角度に曲がってしまいます。この隙間を適切に埋めるのが枕の役目です。
首が痛いと感じる人の多くは、枕の高さが合わず頚椎のカーブが崩れている可能性があります。隙間を正しく埋められないと、首の神経が圧迫されたり、筋肉が緊張したりして痛みが発生します。
首や肩の筋肉を休ませリラックスした状態を作るため
枕には、日中に重い頭を支えて疲れた首や肩の筋肉を睡眠中に休ませる(リラックスさせる)役割もあります。
適切な枕は、頭の重さを分散させ首や肩の筋肉を緊張から解放してくれます。筋肉がリラックスできれば血行も促進され、日中の疲れを効率よく回復できるでしょう。
しかし、枕の高さが合っていないと、筋肉は休むどころか余計な緊張を強いられます。
例えば、枕が高すぎれば首の筋肉が不自然に伸ばされ、低すぎれば頭を支えようと力が入ってしまいます。
自分に最適な枕の高さを選ぶことは、首と肩の筋肉をリセットし、翌朝すっきり目覚めるために非常に重要です。
首が痛くならない理想の枕の高さの基準

「首が痛い」悩みを解決するには、自分に合う枕の高さを知ることが重要です。理想の高さは性別や体格で異なりますが、最も重要なのは「寝姿勢」です。
仰向け寝と横向き寝、それぞれの姿勢で首に負担がかからない「理想の高さ」の基準を具体的に解説します。
仰向け寝は首のカーブの深さに合わせる
仰向け寝の理想は、敷布団やマットレスと「首のカーブ(頚椎)」の間にできる隙間をぴったり埋める高さです。
私たちは立っている時、背骨が自然なS字カーブを描いています。この隙間を適切に埋めるのが枕の役割です。もし枕が低すぎると、首が後ろに反ってしまい筋肉が緊張します。
逆に高すぎると、顎が引けて首が圧迫され、気道も狭くなりがちです。どちらも首が痛い状態を引き起こす原因となります。
首のカーブの深さは人によって様々です。首が痛いと感じているなら、自分の首の深さに合った枕の高さになっているかを見直すことが重要です。
横向き寝は肩幅に合わせた高さを確保する
横向き寝の場合、理想的なのは首の骨が背骨と一直線になり、マットレスと平行になる高さです。
この高さを確保するためには、仰向け寝の時よりも「肩幅」の分だけ高さが必要になります。
もし枕が低すぎると、肩幅に頭が支えられず、首が横に折れ曲がった状態になるからです。これでは首の筋肉が常に引っ張られ、首が痛い原因や肩こりを引き起こしてしまいます。
またマットレスの硬さも重要です。体が沈み込む柔らかいマットレスを使っている場合は、その分、必要な枕の高さは低くなります。首が痛い人は、自分の肩幅とマットレスの硬さを考慮した枕の高さを確保しましょう。
枕の高さが「わからない」人向けのセルフチェック法

理想の高さはわかっても、今使っている枕が自分に合っているか判断するのは難しいですよね。
ここでは、寝具売り場に行かなくても、自宅で簡単に「枕の高さ」が適切かを確認できるセルフチェック法を2つ紹介します。
壁を背にして理想の寝姿勢をチェックする
壁を背にして立つだけで、自分に必要な枕の高さの目安がわかります。理想的な寝姿勢は、リラックスして立った時の姿勢と同じだからです。この時の首のカーブを、寝ている時も自然に支える必要があります。
【簡易チェック方法】
・かかと、お尻、肩甲骨、後頭部を壁につけて立ちます。
・力を抜き、リラックスした状態で顔はまっすぐ前を向いてください。
・この時、壁と首の間にできる「隙間の深さ」が、あなたに必要な仰向け寝の枕の高さの目安です。
もし後頭部が自然に壁につかない、または無理をしないとつかない場合、枕が高すぎる可能性があります。首が痛いと感じているなら、この隙間を適切に埋める枕の高さになっているか確認しましょう。
寝たときの目線や呼吸のしやすさで判断する
実際に枕に寝てみた時の感覚も、重要な判断基準です。特に「目線の向き」と「呼吸のしやすさ」に注目してください。
|
枕の高さ |
目線の向き |
呼吸や姿勢の状態 |
|
高すぎる |
自分の胸・お腹・足元の方 |
・顎が引けてしまう ・気道を圧迫し、呼吸がしにくい ・いびきの原因になりやすい |
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理想的 |
天井の真上よりやや足元側(約5度) |
・呼吸がスムーズに行える |
|
低すぎる |
頭上の方 |
・顎が上がってしまう ・口が開きやすい ・首が痛い状態や睡眠の質の低下につながる |
枕の高さが合っていれば、仰向けで寝た時に目線は天井の真上よりやや足元側(約5度程度)を向き、呼吸もスムーズに行えます。
もし枕が高すぎると、顎が引けて目線は自分の胸やお腹、足元の方を向きます。これでは気道を圧迫してしまい、呼吸がしにくく、いびきの原因となるでしょう。
逆に枕が低すぎると、顎が上がり目線は頭上の方を向きがちです。口が開きやすくなり、これもまた首が痛い状態や睡眠の質の低下につながります。
枕の高さが合っているか、この2点でチェックしてみてください。
首が痛い時におすすめな枕の選び方

自分に合う枕がわからない、探すのが難しいと感じる人も多いでしょう。しかし、ポイントを押さえれば、首の痛みを解消する枕に出会えます。
ここでは「高さ調整」「形状」「素材」という3つの観点から、首が痛い時に本当に役立つ枕の選び方を解説します。
1センチ単位で調整できる機能を持つ枕を選ぶ
首が痛いと感じているなら、枕の高さを1センチ単位、あるいはそれ以下で微調整できる機能を持つ枕を選びましょう。
理想の枕の高さは、体格や首のカーブの深さ、さらには使っているマットレスの沈み込みによっても変わります。既製品のS・M・Lといったサイズ展開だけでは、自分の首に完璧にフィットさせるのは困難です。
調整機能付きの枕なら、中材の量を出し入れしたり、付属の調整シートを抜き差ししたりすることで、その日の体調に合わせて最適な高さを追求できます。
枕を購入した後に「もう少し低ければ…」と後悔することを防げるため、枕選びで失敗したくない人には必須の機能です。
寝返りができる横幅と形状を選ぶ
人は一晩に何度も寝返りを打ち、無意識に首や体への負担を分散させています。そのため、枕には頭が落ちない十分な「横幅」が必要です。
目安は、自分の頭3つ分が入る幅で最低でも60cm以上あると安心です。幅が狭いと、寝返りのたびに頭が枕から落ち、その衝撃で首が痛い状態を悪化させる恐れがあります。
また、枕の「形状」も重要です。中央部が低く、両サイドが少し高めに設計されている枕は、仰向け寝でも横向き寝でも首の理想的な高さを保ちやすくなります。
枕選びの際は、スムーズな寝返りをサポートする「横幅」と「形状」を意識してみましょう。
高さだけでなく素材(硬さ)も考慮する
枕の高さが合っていても、素材(硬さ)が合わなければ首が痛い原因になります。素材によって頭の沈み込み方が異なり、結果的に首を支える高さが変わってしまうからです。
例えば、素材が柔らかすぎると、頭が沈み込みすぎてしまい、寝返りが打ちにくくなります。逆に硬すぎると、頭と枕の間に隙間ができたり、圧力が一点に集中したりして首や肩の筋肉が緊張します。
理想は適度な反発力があり、頭の重さをしっかり受け止めつつも首のカーブを自然に支えてくれる素材です。一つの答えとしては「低反発でも高反発でもない中反発素材」といえます。
自分の好みの感触も大切ですが、高さを活かすためにも「適度な硬さ」があるかどうかもチェックしましょう。
最もおすすめな枕は「ミネルヴァピロー」
「高さ調整ができて、寝返りもサポートしてくれて、素材も良い枕なんて探すのが大変…」そう感じている人に最もおすすめしたいのが「ミネルヴァピロー」です。
この枕は、まさに「首が痛い」「枕の高さが合わない」という悩みを解決できるものです。
最大の特徴として、付属のスペーサーを使い、枕の高さを6~9センチの間で1センチ単位で調整できます。これにより、自分の首のカーブに合わせた「ジャストフィット」の高さを自分で追求できるのです。
素材は低反発でも高反発でもない、独自の中反発素材「ミネルヴァフォーム®」を採用しています。
カステラのようなしっとりとした感触で頭と首の形に柔軟にフィットし、仰向けでも横向きでも、首が痛い状態を防ぐ理想的な寝姿勢をサポートし、心地よい目覚めを促してくれます。
まとめ|首が痛い悩みは「枕の高さ」を見直そう
朝起きたときに首が痛いと感じるなら、今使っている枕の高さを見直すことが解決への第一歩です。枕が高すぎても低すぎても、寝ている間に首の筋肉が緊張し続け、知らず知らずのうちに負担が蓄積してしまいます。
理想的な高さは、仰向け寝と横向き寝で異なります。まずは壁を使ったセルフチェックで、あなたの理想の枕の高さを確認してください。
ただ、マットレスの硬さや体格によって最適な高さは人それぞれ異なります。もし首が痛いという悩みを根本から解消したいなら、1センチ単位で微調整が可能な枕を選びましょう。自分専用の高さを見つけることが、朝までぐっすり眠るための最も確実な近道です。
また、ミネルヴァスリープでは、枕だけでなく様々な寝具であなたの快眠をサポートするお手伝いをしています。
マットレスや敷布団なども検討したい人はぜひ、チェックしてみてくださいね。
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