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夏に睡眠不足になる原因と対策|暑くて寝苦しい夜を快適に過ごす方法とは?

夏になるとなかなか寝つけない、寝汗で何度も目が覚めるといった悩みが増えるのではないでしょうか。
エアコンや扇風機を使っても、朝までぐっすり眠れず、だるさや集中力の低下にもつながります。
そこで本記事では、夏になるとなぜ睡眠不足になりやすいのか、今日からできる具体的な対策まで、わかりやすく解説します。
毎朝スッキリ起きられない、仕事のパフォーマンスが下がっていると感じる方は、ぜひ参考にしてください。
夏に睡眠不足になりやすい理由とは?
夏になると睡眠の質が落ち、朝まで熟睡できない人が増加します。
理由は下記の通りです。
・夏の暑さが睡眠に影響を与える
・体温調節機能の乱れ
・自律神経の乱れ
・ストレスや生活習慣の変化
それぞれ詳しく見ていきましょう。
夏の暑さが睡眠に影響を与える
人間は眠りにつく際に、体の深部体温が徐々に下がることで眠くなります。
しかし夏は夜でも気温が高いため、深部体温が下がりにくく、寝つきが悪くなる傾向にあります。環境省の調査でも、熱帯夜が続く期間は平均して睡眠時間が30分ほど短くなるというデータが報告されています。
まずはエアコンや扇風機などを使用し、気温や湿度を見直すことが大切です。
体温調節機能の乱れ
人体は汗をかくことで体温を一定に保とうとします。
しかし、寝苦しい夏の夜は発汗が増え、湿度の高さで汗が蒸発しにくくなります。その結果、体から熱が逃げず、寝つきの悪さや夜中の目覚めにつながるのです。
通気性が悪い寝具や枕を使用している場合、さらに汗や熱がこもりやすくなります。
汗をかいても寝苦しくならないよう、パジャマや枕などの寝具選びが重要です。
自律神経の乱れ
自律神経とは、心身のリラックス状態をコントロールする重要な役割を担っています。
しかし、夏はエアコンや扇風機などで冷えたり、外気と室内の温度差を感じたりするため、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
そのため、本来リラックスすべき就寝前に心拍数や血圧が下がらず、なかなか寝つけなくなります。
暑さ対策だけでなく、寝る前のリラックス時間を確保し、自律神経のバランスを整えましょう。
ストレスや生活習慣の変化
夏の暑さそのものがストレスになったり、活動時間が増えて生活リズムが崩れたりすることでも、睡眠の質が下がりやすくなります。
特に、夏は休日のイベントや旅行などで活動時間が増え、寝る時間が不規則になりがちになります。また日照時間も長いため、体内時計が崩れやすい時期でもあります。
「夏は何となく夜更かしが増える」「休日は昼まで寝てしまい、朝が起きられない」など、夏型の生活習慣は睡眠不足の原因になっています。
夏の睡眠不足が引き起こす体調不良
夏特有の寝苦しさを放置すると、以下のような体調不良が現れるケースが多いです。
・日中のだるさ・集中力の低下
・頭痛や吐き気
・夏バテや熱中症
原因を正しく理解し、体調不良を予防するためにも、それぞれ確認しておきましょう。
日中のだるさ・集中力の低下
脳と体の疲労が十分に回復しないため、1日を通してだるさや眠気の悩みが増えます。
具体的な症状は以下のとおりです。
・仕事中に頭がぼんやりする
・やる気が起きず横になる時間が増える
・集中力が続かずミスが多くなる
厚生労働省の調査でも、睡眠時間が短い人ほど日中の眠気や倦怠感、集中力の低下を訴える割合が高いと報告されています。
慢性的な睡眠不足が続くと、さらに体調が悪化する可能性があるため早めに睡眠を改善しましょう。
頭痛や吐き気
睡眠不足による自律神経の乱れや血行不良が、頭痛や吐き気といった体調不良を引き起こします。
特に、夏場は水分不足や冷房による冷え、夜間の脱水などが重なり体調を崩しやすいです。
日本睡眠学会などの専門機関も、慢性的な睡眠不足が頭痛・吐き気の発症リスクを高めると警鐘を鳴らしています。
午前中に不調を感じやすい、仕事が手につかないといった場合は、睡眠環境の改善や休息の取り方を見直しましょう。
夏バテや熱中症
睡眠不足が続くと日中の暑さに耐えきれず、食欲不振や全身の倦怠感、胃腸の不調などが起こりやすくなります。
環境省などの調査でも、夏バテや熱中症の発症リスクは、慢性的な睡眠不足がある場合に増加するとされています。めまいや立ちくらみ、大量の発汗といった場合は熱中症の恐れがあるため、注意が必要です。
なんとなく疲れが抜けない、夏の間はずっと体調が悪いと感じる方は、睡眠の質を改善しましょう。
夏の睡眠不足を改善するための具体的な対策
寝苦しい夏の夜を快適に過ごし、質の高い睡眠を確保するために、環境・寝具・生活習慣の3つの観点から具体的な方法を解説します。
主な対策は以下の通りです。
・服装を見直す
・エアコンや扇風機を使用する
・入浴・冷水シャワーを取り入れる
・快眠できる寝具を選ぶ
それぞれ自分に合った方法をぜひ取り入れてみてください。
服装を見直す
通気性や吸湿性の高い生地や、機能性の高いパジャマを選ぶことで、汗をかいてもベタつきや不快感を感じにくくなります。
特に寝汗をかきやすい方は、速乾性のあるパジャマや、こまめに着替えられる衣類がおすすめです。汗をかいたままの服を着続けていると、体が冷える原因にもなるため、夜中に目が覚めた場合も、すぐに着替えられるようにパジャマを準備しておくと安心です。
さらに、寝返りを妨げないゆったりとしたデザインや、肌触りの良い素材を選ぶことも快眠につながります。
エアコンや扇風機を使用する
理想的な寝室の温度は26~28℃、湿度は50~60%程度といわれています。
エアコンは設定温度を低くしすぎず、風が直接体に当たらないように風向きを調整します。また一晩中つける場合は、温度を高めに設定し冷えすぎないよう注意しましょう。
扇風機と合わせて利用し、寝室全体の空気を循環させることで、エアコンの温度が高めでも涼しく寝ることができます。
入浴・冷水シャワーを取り入れる
最も効果的なのは、就寝の90分ほど前に、38〜40℃程度のぬるめのお湯に15分ほど浸かることです。
リラックス効果のある副交感神経が優位になり、入浴によって一時的に上がった深部体温が、90分後あたりに下がってくるため自然な眠気が訪れます。
暑い夜の湯船がつらい場合には短時間の冷水シャワーも有効です。冷たい水で手足を軽く冷やすことで、体温が適度に下がり、寝つきが良くなる効果が期待できます。
快眠できる寝具を選ぶ
枕やマットレス、シーツなどが汗や熱を効率よく発散できる素材であるかも重要です。
接触冷感素材の寝具を取り入れると、寝返りを打つたびにひんやりとした感触が得られ、熱のこもりを防いでくれます。
特に、熱がこもりやすい頭部を快適に保つ枕の質にはこだわってみてください。
夏の寝苦しさを根本から見直したい方は、通気性や除湿性に優れたミネルヴァスリープの枕がおすすめです。
独自のミネルヴァフォーム®︎と穿孔加工による高い通気性が特徴で、夏でも蒸れにくく快適な寝心地をサポートしてくれます。
暑さ対策と同時に、自分に合った寝具選びにもぜひ注目してみてください。
快眠のために生活習慣を改善
睡眠環境と同じくらい、下記のような生活習慣の改善も大切です。
・朝日を浴びて体内時計をリセットする
・適切なタイミングでしっかり食事をとる
・ストレス管理をする
毎日の小さな工夫が快眠につながりますので、ぜひ参考にしてください。
朝日を浴びて体内時計をリセットする
夜に自然と眠くなるよう、朝日を浴びて体内時計を毎日リセットしましょう。
休日もなるべく同じ時間に起きて朝日を浴びると、寝だめや夜更かしを防ぐことが可能です。
また朝日を浴びると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が抑制されます。メラトニンの分泌はリセットから約14〜16時間後に始まるため、夜に自然と眠くなりやすくなります。
外出が難しい場合は、窓際で朝日を浴びるだけでも効果があるのでぜひ試してみてください。
適切なタイミングでしっかり食事をとる
寝る直前の食事は胃腸に負担がかかり、眠りが浅くなる原因になります。
睡眠の質を高めるためには、食事のタイミングや内容も大切なポイントです。
覚醒作用のあるカフェインを含むコーヒーや緑茶、エナジードリンクなどは、就寝の4時間前から控えるようにしましょう。
また夏は冷たい飲み物やアイスを摂りすぎてしまうので注意してください。
ストレス管理をする
質の良い睡眠を得るためには、就寝前のリラックスした時間が大切です。
寝る直前までスマホやパソコンを操作していると、脳が興奮状態になり、寝つきが悪くなってしまいます。
寝る1時間前からは画面を見るのを控え、音楽や読書、軽いストレッチなど自分に合ったリラックス法を取り入れましょう。
また趣味や適度な運動でリフレッシュすることで、心身の緊張が落ち着き、睡眠の質があがりやすくなります。
まとめ
夏の睡眠不足は暑さによる体温調節や自律神経の乱れ、生活習慣の変化など複数の要因が重なって起こりやすくなります。
睡眠不足を放置すると、体調不良や日中のパフォーマンス低下、夏バテ・熱中症のリスクが高まります。
根本的な改善には、睡眠環境や寝具の見直し、生活リズムを見直しましょう。
特に、通気性や吸湿性に優れた快眠アイテムを活用するのが、簡単にできるうえにコスパがいいのでおすすめです。
睡眠の質が高まれば、朝の目覚めもスッキリし、日中の集中力や体調も大きく変わってきます。今日から少しずつ自分の生活を見直し、快適な夏の睡眠を手に入れてください。
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