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ミネルヴァプロジェクトの始まり 〜2016年の挑戦〜
今でこそ“最高の寝心地”を追求するミネルヴァスリープですが、そのスタートは本当に泥臭いものでした。
ミネルヴァプロジェクトが始まったのは2016年。 しかし、最初はまったく売れませんでした。 売れなければただの“在庫”になってしまいます。
そこで仕方なく、箱が少し凹んだものを“訳あり品”としてメルカリで販売していました。 個人のアカウントで細々と販売する日々。 まさに“ゼロからのスタート”でした。
そもそも、なぜマットレスを作ろうと思ったのか。 それはシンプルな理由です。 ミネルヴァスリープを生み出した出口化成はウレタン加工業者。 つまり、ウレタンを売ることが本業です。 「ウレタンをもっと売るにはどうしたらいいか?」と考えたとき、自社ブランドのマットレスを作るのが最適な方法だと考えました。
しかし、ウレタン業界ではスペック詐称が多く見られました。 「高反発」と謳っていても、実際に試してみるとまったく違うものだったり、 「通気性抜群!」と宣伝しながら、実際は蒸れやすかったり。 そんな製品が市場にはあふれていました。 だからこそ、**正直なスペックのウレタン製品を作ろう!**と決意しました。
最初の大きな壁 〜圧縮技術の難しさ〜
ウレタン製マットレスを作ろうと決めたものの、いきなり壁にぶつかりました。 それが圧縮技術です。
「ロールコンポ」という技術があるのですが、当時はそれを持っている会社がほとんどありませんでした。 マットレスを圧縮しないと送料が非常に高くなります。 しかし、圧縮の方法が分からず、本当に手探りの状態でした。
それでも、やるしかありません。 とにかく試行錯誤を繰り返し、失敗しながら少しずつ前に進んでいきました。
“ただのウレタン”では売れない 〜差別化の戦略〜
とはいえ、「ウレタンのマットレスを作りました!」だけでは売れません。 では、どうするか。 答えはシンプルです。 他では扱っていないウレタンを使うこと。
例えば、
フィルターフォーム:洗えるウレタン
抗菌ウレタン:コロナ禍で需要が高まった抗菌性能を持つウレタン
特殊配合ウレタン:特定の鉱石や抗菌成分を混ぜ合わせた独自開発品
ウレタンは、化学物質の組み合わせ次第で無限のバリエーションが作れます。 だからこそ、「誰もやっていないことをやる」ことにしました。 市場のニーズを見極めながら、他にはないウレタンを仕入れて提案していきました。
ミネルヴァスリープの枕 〜ウレタン職人のこだわり〜
ミネルヴァスリープの枕に使用しているウレタンは、日本ではほぼ流通していない特別なものです。 密度は約55kg/m³と超高密度で、
発泡の割合が低く、しっとりとした質感
詰まった密度が生み出す圧倒的な耐久性
ふわっと支えるけれど、しっかり反発する絶妙なバランス
こんなウレタン、普通の枕には使われません。 なぜなら、コストが高すぎるからです。
実はこのウレタン、ドイツの高級ソファブランド「ププラ」の300万円クラスのソファにも使用されています。 つまり、寝具業界では考えられないほど贅沢な素材です。
しかし、良いものを作るには妥協できません。 その結果、「こんな枕、今までになかった!」と思える最高の寝心地を生み出しました。
2016年から今へ 〜まだまだ進化は止まらない〜
2016年、ゼロからのスタート。 売れなくてメルカリでコツコツ販売していた頃を思い出すと、今は信じられないほど遠くまで来たと感じます。
しかし、まだまだ道の途中です。 ミネルヴァスリープの挑戦はこれからも続きます。
「世界一、気持ちよく眠れる枕とマットレスを作る」 その想いは、今も変わりません。
これからも、新しいウレタン、新しい技術を活用し、 “寝具の常識を覆す”ものづくりを続けていきます!