不眠症は寝具で改善できる?見極める5つのサインと失敗しない選び方

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不眠症は寝具で改善できる?見極める5つのサインと失敗しない選び方

「夜中に何度も目が覚めてしまう...」
「睡眠時間は取れているのに、朝起きても疲れが取れない...」
「ぐっすり眠れた感じがしなくて、日中もずっと眠い...」

もしあなたがこんな悩みを抱えているなら、それはマットレスや枕が体に合っていないサインかもしれません。

「夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)」「ぐっすり眠れない(熟眠障害)」という症状は、マットレスや枕の不適合が原因であるケースが非常に多いです。

この記事では、今の寝具が本当に不眠の原因なのかを判断する5つのサインから、症状別・体重別の最適な寝具の選び方まで詳しく解説します。

自分に合った寝具を見つけて、朝までぐっすり眠れる快適な睡眠を取り戻しましょう。

その不眠、寝具が原因かも?見極める5つのサイン

寝具が原因で起きる不眠には、特徴的なサインがあります。以下の5つのうち、2つ以上当てはまる場合は要注意です。

サイン①:夜中に2回以上目が覚め、再び寝付けない

夜中に2回以上目が覚める症状は「中途覚醒」と呼ばれ、寝具との関係性が強いタイプです。

マットレスの体圧分散性が低いと、腰や肩など特定の部位に圧力が集中します。体は無意識に楽な姿勢を探そうとして寝返りを増やし、その度に眠りが浅くなって目が覚めてしまいます。

通気性の悪さも原因の一つです。湿気がこもって蒸れると、不快感で目が覚めます。人は一晩にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくため、通気性も大切なポイントです。

こんなマットレスは要注意:

・硬すぎるマットレスで肩とお尻だけに体重が集中している
・古くなってヘタったマットレスで腰の部分が凹んでいる
・低反発ウレタンで通気性が悪く、夏場に蒸れる

サイン②:睡眠時間は足りているのに、ぐっすり眠れた感じがしない

睡眠時間は足りているのにぐっすり眠れない症状は「熟眠障害」と呼ばれ、約70%がマットレスや枕の不適合が原因です。

マットレスが柔らかすぎると、寝返りに大きな力が必要になります。人は一晩に20〜30回の寝返りを打ちますが、毎回力を入れる必要があると、無意識に筋肉が緊張し続けて深い睡眠に入れません。

逆に硬すぎると、寝返りの度に体のどこかが痛んで睡眠が浅くなります。

こんなマットレス・枕は要注意: 

・低反発マットレスで体が深く沈み込んでいる
・購入時は良かったが、年数が経ってヘタってきた
・枕の高さが合わず、首に負担がかかっている

サイン③:朝起きると腰や肩が痛い、体が重い

朝起きた時に腰や肩が痛い、体が重いと感じる場合、それは睡眠中に体のどこかに負担がかかっている証拠です。

マットレスが柔らかすぎると、腰だけが大きく沈み込み、背骨が「くの字」に曲がってしまいます逆に硬すぎると、腰とマットレスの間に隙間ができ、腰が宙に浮いた状態で一晩過ごすことになってしまいます。

どちらの場合も、腰周りの筋肉が常に緊張状態になり、朝起きた時に痛みを感じます。

確認方法:

仰向けで寝た時、腰とマットレスの間に手を入れてみてください。

手のひら2枚分以上の隙間がある場合は硬すぎ、手が全く入らないほど沈み込んでいる場合は柔らかすぎです。理想は手のひら1枚分程度の隙間です。

サイン④:寝返りを打つ時に力が入る、または音がする

寝返りに力が必要な場合、マットレスが柔らかすぎる可能性があります。

寝返りは血行を促し、体圧を分散させるために必要です。寝返りのたびに腰に力を入れないと体を動かせない状態だと、腰に負担がかかり続けてしまいます。

 ギシギシと音がする場合は、スプリング系マットレスのコイルが劣化しています。音が気になって夜中に目が覚めることも少なくありません。

サイン⑤:マットレスや枕を5年以上使っている

マットレスには明確な寿命があります5年以上使っている場合、見た目に変化がなくても内部の劣化が進んでいる可能性があります。

素材別の平均寿命:

素材

平均寿命

ポケットコイル

8〜10年

ボンネルコイル

7〜10年

高反発ウレタン

5〜8年

低反発ウレタン

3〜5年

購入時の価格が安かった場合や、一度もメンテナンス(向きを変えるなど)をしていない場合は、劣化が早く進む傾向にあります。 

マットレスは毎日7〜8時間、体重をかけ続けられているため、素材が少しずつ圧縮されていきます。反発力やクッション性は徐々に低下するため、「見た目はキレイだから大丈夫」という判断は避けるべきです。

不眠を改善する寝具の選び方|症状別・体重別ガイド

寝具が不眠の原因になっている場合、次は「どんな寝具を選ぶか」が重要です。ここでは、症状と体重に合わせた最適な選び方をご紹介します。

「夜中に何度も目が覚める」方へ

おすすめのマットレス: 

・ポケットコイル
・高反発ウレタン
・高反発ファイバー 

夜中に目が覚めてしまう方は、ポケットコイル、高反発ウレタン、高反発ファイバーのマットレスを選びましょう。

体重を一箇所に集中させず全身で支えるため、寝返りの回数が減って深く眠れます。 中でもポケットコイルは通気性に優れており、夏場でも湿気がこもらず快適です。

 一方、低反発ウレタンは避けた方が良いでしょう。体が深く沈み込むうえに通気性が悪く、夜中に目が覚める原因になります。

「ぐっすり眠れた感じがしない」方へ

おすすめのマットレス: 

・高反発ウレタン
・高反発ファイバー
・硬めのポケットコイル

ぐっすり眠れない方は、高反発のマットレスを選びましょう。高反発マットレスは体を押し返す力があるため、寝返りがスムーズに打てます。寝返りに力が要らなくなることで、睡眠中の筋肉の緊張が減り、深く眠れます。 

おすすめは高反発ウレタン、高反発ファイバー、硬めのポケットコイルです。厚みは10cm以上あるものを選ぶと、底付き感がなく快適です。 

低反発マットレスや、長年使ってヘタったマットレスは避けましょう。寝返りに力が必要になり、熟睡できません。

体重別マットレスの硬さ選び

体重によって、同じマットレスでも沈み込み方が全く変わります自分の体重に合った硬さを選びましょう。

体重

推奨の硬さ

理由

50kg以下

普通〜やや柔らかめ

硬いと骨が当たって痛む

50〜70kg

やや硬め

標準的な体重に最適

70kg以上

硬め

沈み込みを防ぐ

50kg以下の方:硬めのマットレスだと、肩とお尻だけに体重が集中して腰が浮いてしまいます。やや柔らかめで体にフィットするマットレスを選びましょう。ポケットコイルや柔らかめの高反発ウレタンがおすすめです。

50〜70kgの方:最も選択肢が広い体重帯です。高反発ウレタン、ファイバー、ポケットコイルなど幅広く選べるため、寝姿勢や好みに合わせて選びましょう。

 70kg以上の方:柔らかいマットレスだと腰が深く沈み込み、背骨が「くの字」に曲がってしまいます。しっかりと体を支える硬めのマットレスを選びましょう。高反発ウレタンや硬めのスプリング系がおすすめです。

>>マットレスのラインナップはこちらから

枕選びのポイント

マットレスだけでなく、枕も不眠に大きく影響します。 

高さ:仰向けで寝た時、首の後ろの隙間が埋まる高さが理想的です。高すぎると首が前に曲がって呼吸が浅くなり、低すぎると頭に血が上って寝付きが悪くなります。

サイズ:横幅60cm以上の枕を選びましょう。寝返りで頭が枕から落ちると、無意識に枕の上に戻ろうとして目が覚める原因になります。 

素材:頭が沈み込みすぎず、寝返りがスムーズに打てる適度な反発力があるものを選びましょう。高さ調整が可能なタイプ(パイプ素材やウレタンシート調整式)なら、より自分に合わせやすくなります。

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今すぐ買い替えられない方へ|応急処置3選

「寝具が原因かもしれないけど、今すぐ買い替えるのは難しい...」という方もいるでしょう。 

買い替えまでの応急処置として、3つの方法をご紹介します。ただし、マットレスが完全にヘタっている場合や、10年以上使っている場合は効果が期待できません。

応急処置①:マットレストッパーで硬さを調整する

マットレストッパーとは、今使っているマットレスの上に敷く薄いマットのことです。

柔らかすぎて腰が沈む場合は、高反発のマットレストッパー(厚さ3〜5cm)を使いましょう体の沈み込みを防ぎます。

硬すぎて腰が浮く場合は、低反発のマットレストッパーやベッドパッド(厚さ3〜5cm)がおすすめです。硬いマットレスにクッション性を加えて、体へのフィット感を高めます。

ただし、マットレスが完全にヘタっている場合は効果が期待できません。あくまで買い替えまでの「つなぎ」として考えましょう。

応急処置②:マットレスの向きを変える

長年同じ向きで使っていると、腰の部分だけがヘタります定期的に向きを変えることで、ヘタリを分散させて劣化の進行を遅らせることができます。 

上下を入れ替える(頭と足の位置を逆にする)、または表裏を入れ替えるのが効果的です。3ヶ月に1回が理想ですが、片面仕様のマットレスは裏返せないため注意しましょう。

応急処置③:睡眠環境を整える

寝具以外の睡眠環境を見直すことで、不眠が軽減することもあります。 

温度管理:冬は16〜19℃、夏は25〜27℃を保ちましょう。暑すぎても寒すぎても目が覚める原因になります。 

光の遮断:強い光やブルーライトはメラトニンの分泌を妨げます。遮光カーテンやアイマスクを活用して、寝室を暗く保ちましょう。

水分調整:夜間頻尿を防ぐため、寝る2時間前からは水分を控えめにしましょう。 

スマホの制限:スマホやパソコンのブルーライトは睡眠ホルモンの分泌を抑制します。寝る1時間前からは画面を見ないようにしましょう。

失敗しない寝具選びの3つのポイント

マットレスは高額な買い物です。買い替えで失敗しないための3つのポイントをお伝えします。

ポイント①:自分の症状・体重に合わせて選ぶ

「不眠に良い」と言われているマットレスでも、体重や症状によって合う・合わないがあります。 

夜中に目が覚める方は体圧分散性と通気性を、ぐっすり眠れない方は高反発で寝返りのしやすさを重視しましょう。体重50kg以下の方はやや柔らかめ、70kg以上の方は硬めを選ぶことも大切です。 

口コミを見る際は、自分と同じくらいの体重・症状の人のレビューを参考にしましょう。使用期間が1週間未満の短期レビューより、3ヶ月以上経過した長期レビューの方が信頼できます。

ポイント②:返金保証・お試し期間がある製品を選ぶ

マットレスは実際に数週間使ってみないと、自分に合うかどうか分かりません。 

お試し期間が100日〜120日間あるもの、品質保証期間が5年以上あるもの、ヘタリ保証(一定以上沈んだら交換)があるものを選びましょう。 保証がない、または保証期間が短いマットレスは避けた方が無難です。

お試し期間があれば、自宅で実際に使ってみて合わなければ返品できるため安心です。

ポイント③:耐久性を確認する

せっかく自分に合うマットレスを見つけても、すぐにヘタってしまえば再び不眠に悩まされます。

ウレタン系なら厚みが10cm以上あるもの、スプリング系なら品質保証期間が5年以上あるものを選びましょう。ポケットコイルの場合、シングルで500個以上のコイル数があると耐久性が高い傾向にあります。 

長期間快適に使える耐久性は、不眠改善を続けるために大切なポイントです。

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まとめ:寝具の見直しで不眠を改善しよう

「夜中に何度も目が覚める」「ぐっすり眠れた感じがしない」という症状は、寝具の見直しで大きな改善が期待できます。

特に5年以上使っているマットレスは、見た目に変化がなくても内部の劣化が進んでいる可能性があります。朝起きた時の体の痛みや、寝返りのしにくさを感じているなら、それは買い替え時のサインです。 

今日から始められる3つのこと:

・5つのサインに当てはまるか確認する
・自分の症状・体重に合う寝具の条件を確認する
・マットレスの使用年数を確認し、寿命を超えていないかチェックする 

不眠は生活の質を大きく下げる症状です。「ちょっとした眠りの浅さ」と軽視せず、早めに対処することが大切です。

適切な寝具に買い替えることで、朝までぐっすり眠れる快適な睡眠を取り戻すことができます。

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