その腰痛、マットレスが原因かも?寝起きの痛みを解消する選び方を解説

その腰痛、マットレスが原因かも?寝起きの痛みを解消する選び方を解説

「朝起きるたびにズキッと腰が痛む…」
「腰に優しいマットレスが欲しい」

そう考えているものの、「どんなマットレスが本当に腰に良いのか」「選び方で失敗したくない」と悩んでいませんか?

実は、腰に優しいマットレスには明確な選び方があります。それを知らずに選んでしまうと、かえって腰痛を悪化させることにもなりかねません。

本記事では、腰痛を引き起こすマットレスの根本原因から後悔しない選び方の基準までを徹底解説します。

あなたに最適な一枚を見つけ、つらい腰の痛みから解放されたスッキリとした毎日を手に入れましょう。

マットレスが原因で腰が痛くなる3つの理由

朝起きると腰が痛いと感じる原因は、毎日使っているマットレスにあるかもしれません。

株式会社ライフアカデミアが調査したデータでは、約55%の人がマットレスの影響で腰痛を起こしていると感じているとされています。

結論として体に合わないマットレスは、寝ている間に腰へ大きな負担をかけてしまうということです。

ここでは、マットレスが腰痛を引き起こす主な3つの理由を詳しく解説します。

理由1:寝姿勢の崩れによる腰への負担

体に合わないマットレスは、理想的な寝姿勢を崩し、腰痛の直接的な原因となります。人の背骨は本来、緩やかなS字カーブを描いており、立っている時と同じ姿勢で眠るのが理想です。

しかし、柔らかすぎるマットレスでは腰が必要以上に沈み込み、逆に硬すぎると腰が浮いてしまい、背骨のS字カーブが不自然な形に歪んでしまいます。

この歪んだ姿勢で長時間いると腰周りの筋肉が緊張し続け、血行不良も引き起こすため、起床時の痛みに繋がるのです。

理由2:スムーズな寝返りができない

マットレスが原因で寝返りがスムーズにできないことも、腰痛を悪化させる一因です。

私たちは睡眠中に無意識に寝返りをうち、同じ部位に圧力がかかり続けるのを防いでいます。この寝返りには、体の歪みを整えたり、血行を促進したりする重要な役割があります。

しかし、体が深く沈み込むような柔らかいマットレスだと、寝返りのたびに余計な力が必要になり、無意識のうちに回数が減少してしまうのです。

その結果、腰周りの筋肉が凝り固まり、翌朝に腰の痛みやだるさを引き起こす原因となります。

理由3:経年劣化によるマットレスのへたり

長年使用したマットレスの「へたり」も、腰痛を引き起こす見過ごせない原因です。マットレスは消耗品のため、使い続けると体重が最もかかる腰やお尻の部分から徐々に劣化し、へこんでしまいます。

このへこんだ部分に腰が落ち込むと、寝姿勢は「くの字」のように不自然に曲がった状態になります。

このような状態で長時間寝ていると、腰の一点に負担が集中してしまい、血行不良や筋肉の緊張から痛みを引き起こしかねません。

マットレスに明らかなへこみがあれば、買い替えのサインです。

腰痛対策に最適なマットレスの選び方

腰痛を和らげるには、ご自身の身体に合ったマットレスを選ぶことが重要です。しかし、何を基準に選べば良いか迷いますよね。

ここでは、腰痛対策に欠かせない選び方の基準を、誰でもわかるように具体的に解説します。

理想の寝姿勢を保つ「体圧分散性」

腰痛対策マットレス選びで最も重要なのが「体圧分散性」です。体圧分散性が高いと、体の一部に集中しがちな圧力をマットレス全体に均等に逃してくれます。

例えば、柔らかすぎるマットレスではお尻が沈み込み、硬すぎると腰が浮いてしまいます。

どちらも不自然な寝姿勢となり腰に負担がかかりますが、体圧分散性に優れたマットレスは、体の凹凸に合わせてフィットし、理想的な寝姿勢である立っている状態と同じ姿勢を保ちやすくします。

これにより、睡眠中の腰への負担が軽減され、朝の痛みを和らげることができるのです。

自然な寝返りを生む「高反発」

腰痛持ちの方には、スムーズな寝返りをサポートする「高反発」のマットレスがおすすめです。人は一晩に20〜30回ほど寝返りを打ち、同じ部位に負担がかかり続けるのを防いでくれます。

高反発マットレスは体をしっかり押し返してくれるため、寝返りに余計な力が必要ありません。

反対に、体が沈み込む低反発マットレスは、体が沈み込んでしまうため、自然な寝返りがしづらくなります。

寝返りのたびに無意識に筋力を使ってしまい、腰に負担がかかったり、途中で目覚めてしまったりする原因にもなり得るのです。

快適な寝返りは血行を促進し、腰周りの筋肉の緊張を和らげる効果も期待できるでしょう。

自身の体格に合った「硬さ」

マットレスは、硬すぎても柔らかすぎても腰に良くありません。自分の体格に合った硬さを見つけることが大切です。

体格から合うとされるマットレスの硬さは一般的に以下のように言われています。これは体重と硬さが合っていないと理想の寝姿勢が保てないからだとされているためです。

体重が軽い人

体重が重い人

柔らかめのマットレス

かためのマットレス

例えば、軽い方が硬すぎるマットレスに寝ると、お尻や肩甲骨などの出っ張った部分に圧力が集中し、痛みにつながることがあります。

自分の体重を基準にしつつ、実際に試してフィット感を確認するのが、失敗しないための鍵です。

底付き感のない「厚みと耐久性」

腰をしっかり支えるためには、マットレスの「厚み」と「耐久性」も必ず確認してください。

十分な厚みがないと、体重がかかるお尻などが底に付いてしまう「底付き感」が起こります。これでは体圧分散がされず、腰に大きな負担をかけます。

また、どんなに良いマットレスでも、経年劣化でへたってしまっては意味がありません。マットレスの寿命を示す復元率(耐久性の指標)なども参考に、長く使える製品を選びましょう。

今の快適さだけでなく、その寝心地が長く続くかどうかという視点も、腰痛対策には不可欠です。

腰痛改善におすすめのマットレス

ここまで腰痛対策のマットレスの選び方を解説しました。ここでは、それらのポイントを踏まえて開発された、腰痛改善におすすめのマットレスを2つご紹介します。

ミネルヴァマットレス

腰への負担をしっかり軽減したい方には「ミネルヴァマットレス」がおすすめです。独自の高反発ウレタンフォームが、腰の沈み込みを防ぎ、理想的な寝姿勢を保てます。

さらに、優れた体圧分散性で体の一部分に圧力が集中するのを回避できるため、まるで無重力のような感覚で、朝まで快適な眠りをサポートしてくれるでしょう。

マットレスの復元率も90日は98%、その後の10万回試験をおこなっても99.4%回復しますのでへたる心配はありません。もし、へたってしまっても10年間は保証があるため安心して利用できます。

寝起きのつらい痛みから解放され、スッキリとした朝を迎えたい人に最適なマットレスです。

ミネルヴァ三つ折りマットレス

腰痛の悩みを解消しつつ、収納のしやすさや手入れの手軽さも重視するなら「ミネルヴァ三つ折りマットレス」が最適です。

腰を支えるという基本性能はそのままに、3つに折りたためる仕様になっています。これにより、使わない時は押し入れに収納したり、立てかけて手軽に干したりできます。

湿気がこもりにくく、清潔な状態を保ちやすいのは嬉しいポイントです。機能性と利便性を両立し、腰の悩みと日々の暮らしの両方をサポートしてくれるマットレスと言えるでしょう。

腰痛をさらに和らげるマットレスの効果的な使い方

腰痛対策マットレスを選んだら、その効果を最大限に引き出す使い方を実践しましょう。

実は、使い方次第で体への負担は大きく変わります。ここでは、腰痛をさらに和らげるための3つの簡単なポイントを紹介します。

枕との最適な高さのバランス調整

マットレスだけでなく、枕の高さも腰痛改善には欠かせません。枕が高すぎたり低すぎたりすると、首や肩に負担がかかり、背骨全体の歪みにつながるからです。

理想は、リラックスして立った時と同じように、首から背骨にかけて緩やかなS字カーブを保てる高さです。横向きに寝る際は、頭から背骨までがまっすぐになる状態が最適と言えます。

マットレスで整えた寝姿勢を崩さないためにも、ご自身の体格に合った枕を選び、最適なバランスを保ちましょう。

マットレスの上に敷く寝具の正しい選択

腰痛対策マットレスの上には、厚手の敷きパッドや古い布団を敷かないようにしましょう。なぜなら、厚い寝具を重ねてしまうと、マットレス本来の体圧分散性や高反発性が体に伝わりにくくなるためです。

せっかくの機能が十分に発揮されず、腰痛対策の効果が半減してしまう可能性があります。

マットレスの上には、汗取り用の薄いベッドパッドとシーツのみを使用するのがおすすめです。

マットレスの性能を最大限に活かすため、直接その機能を感じられるシンプルな寝具を選びましょう。

長持ちさせるための定期的なローテーション

マットレスの性能を維持し長持ちさせるには、定期的なローテーションが非常に重要です。私たちは無意識にいつも同じ位置で寝る傾向があり、体重がかかる腰回りはどうしても消耗しやすくなります。

同じ場所ばかりに負荷がかかると、その部分だけがへこんでしまい、寝姿勢が崩れる原因となります。

2〜3ヶ月に一度、マットレスの頭側と足側を入れ替えるだけで、消耗を均等に分散できます。この一手間を習慣にして、長期的に快適な睡眠と腰の健康を守りましょう。

まとめ|腰痛対策マットレスを選んで痛みで悩まない毎日を!

腰痛を本気で改善したいなら、ご自身の体に合ったマットレス選びが最も重要です。

この記事で解説した4つのポイントである「体圧分散性」「高反発性」「適切な硬さ」「厚みや耐久性」を参考に、後悔しないマットレスを選びましょう。

ぜひこの機会に寝具の環境を見直して、朝のつらい痛みから解放された快適な毎日を手に入れてください。

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