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ウレタンマットレスのへたりは寿命!もう失敗しない高耐久なマットレスの選び方

今、使っているウレタンマットレスの「へたり」は、寿命が来た証拠です。もうその寝心地の悪さを我慢する必要はありません。
この記事を読めば、なぜマットレスがへたるのかという根本原因から、今すぐできる寿命のチェック方法まで解説します。
最後に「へたりにくい高耐久マットレスの具体的な選び方」も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
もうマットレス選びで失敗するのは終わりにしましょう。この記事を参考に、あなたの体をしっかり支え、長く快適に使える最高のマットレスを見つけてください。
ウレタンマットレスがへたる主な原因
毎日使っているウレタンマットレスが「なんだか柔らかくなったな」と感じたら要注意です。その原因は、マットレスが体重や湿気によって劣化しているサインかもしれません。
ここでは、ウレタンマットレスがへたってしまう主な原因を3つ解説します。原因を知ることで、マットレスを長持ちさせるヒントが見つかりますよ。
体重による長期間の負荷
ウレタンマットレスがへたる最も大きな原因は、毎日の睡眠中に体からかかる圧力です。特に、体の中で最も重い腰やお尻の部分には、体重の約44〜55%もの負荷が集中します。
ウレタンフォームには体圧を分散させる役割がありますが、長期間にわたって同じ場所に圧力がかかり続けると、素材が潰れて元の形に戻らなくなってしまうのです。
これが「へたり」の正体です。マットレスの同じ面ばかりを使っていると、特定の場所だけがへこんでしまうため、定期的に上下を入れ替えるなどの工夫が大切になります。
素材の密度が低い
マットレスのへたりやすさは、ウレタンの「密度」に大きく左右されます。密度とは、ウレタンがどれだけ詰まっているかを示す指標で、D(デンシティ)という単位で表されます。
この数値が低い、つまり密度が低いウレタンは、内部に隙間が多くてスカスカな状態です。そのため、体重を支えきれずに潰れやすく、耐久性が低くなります。
一般的に、快適に長く使えるマットレスの密度は「40D前後」が目安とされています。購入時に価格の安さだけで選んでしまうと、実は密度が低く、すぐにへたってしまう可能性があるので注意が必要です。
汗などの湿気による劣化
私たちが寝ている間にかく汗も、ウレタンマットレスの劣化を早める原因の一つです。人は一晩でコップ1杯分(約200ml)もの汗をかくと言われており、その湿気がマットレス内部に溜まっていきます。
ウレタンフォームは水分に非常に弱く、湿気を含むと「加水分解(かすいぶんかい)」という化学反応を起こし、ボロボロになってしまう性質があります。特に日本の高温多湿な気候では、この劣化が進みやすくなります。
マットレスを長持ちさせるためには、敷きっぱなしにせず、定期的に立てかけて湿気を逃がしてあげることが、非常に重要なポイントになるのです。
あなたのマットレスは大丈夫?へたり・寿命を判断する4つのサイン
「最近、マットレスの寝心地が変わったかも?」と感じたら、それは寿命のサインかもしれません。お使いのマットレスがへたっていないか、4つのポイントでチェックしてみましょう。
1.腰やお尻の部分に明らかなへこみがある
マットレスのへたりで最もわかりやすいのが、見た目のへこみです。特に負担のかかりやすい腰やお尻の部分は、長年の使用で反発力が低下しがちとなります。
ウレタンが元の形に戻らなくなり、人の形のくぼみができたままの状態になります。もしシーツを剥がしてマットレスの表面に明らかなへこみが確認できるなら、それは寿命が来ている証拠と言えるでしょう。
2.起床時に腰痛を感じるようになった
朝起きたときに腰に痛みを感じるようになったら、マットレスのへたりを疑いましょう。
腰部分がへたったマットレスでは、体が「くの字」に沈み込んでしまいます。これにより、睡眠中に理想的な寝姿勢を保てず、腰まわりの筋肉に負担がかかり続けるのです。
以前はなかった腰痛が出始めたら、マットレスが原因で体に不調をきたしているサインかもしれません。
3.購入時よりも寝返りがしにくい
以前より寝返りがしにくいと感じるなら、マットレスの反発力が落ちている証拠です。
へたったマットレスは体が沈み込みすぎるため、寝返りを打つ際に余計な力が必要になります。ハンモックのように体がくぼみにはまり、スムーズに動けないイメージです。
寝返りは睡眠中の血行を促し体の負担を和らげる重要な役割を持つため、寝返りのしにくさは睡眠の質の低下に直結します。
4.寝心地が柔らかくなったと感じる
購入時と比べて寝心地が「柔らかくなった」「底付き感がある」と感じるのも寿命のサインです。
これはマットレス内部のウレタンフォームが劣化し、体を支える力が弱まっていることを意味します。新品の頃にあった、体をしっかりと押し返すような弾力性が失われている状態です。
単に柔らかくて気持ちいいのではなく、体を支える機能が失われた「へたり」である可能性が高いでしょう。
ウレタンマットレスの寿命を延ばして長持ちさせる使い方
ウレタンマットレスは消耗品ですが、日々の少しの工夫で寿命を延ばすことが可能です。すでにへたりを感じている方も、これからの対策で長持ちさせられるかもしれません。
今日からできる3つの簡単な使い方をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
3ヶ月に1回を目安にローテーションをおこなう
マットレスを長持ちさせるには、定期的なローテーションが効果的です。いつも同じ位置で寝ていると、体重がかかる部分だけがへたりやすくなります。
そこで、マットレスの上下(頭側と足側)を入れ替えることで、負荷が特定箇所に集中するのを防ぎます。3ヶ月に1回を目安に行うのがおすすめです。
両面使えるタイプなら、裏表もひっくり返しましょう。この一手間が、マットレスの寿命を大きく左右します。
敷きっぱなしにせず壁に立てかけて換気する
ウレタンマットレスにとって湿気は大敵なので、こまめな換気を心がけましょう。人は寝ている間に汗をかき、その湿気がマットレスに溜まります。
湿気はウレタンの劣化やカビの原因となるため、敷きっぱなしは禁物です。起きたら掛け布団をめくり、できれば壁に立てかけて風を通してください。室内を換気しながら行うと、より効果的に湿気を逃がすことができます。
ベッドパッドや保護シーツを活用する
ベッドパッドや保護シーツの活用は、マットレスを長持ちさせる基本です。ウレタンフォームは水洗いができないため、汗や皮脂が直接染み込むと劣化を早めてしまいます。
ベッドパッドなどを1枚敷くことで、これらがマットレス本体に到達するのを防ぐ盾の役割を果たします。汚れたらパッドやシーツを洗濯するだけなので、衛生的にも安心です。マットレスを汚れや湿気から守り、快適な状態を保ちましょう。
もう失敗しない!へたりにくいウレタンマットレスの選び方
「ウレタンマットレスをへたらせない方法はわかったけど、正直面倒そう…」と感じた人は失敗しない基準でウレタンマットレスを選びましょう。
耐久性を示す「密度」や「復元率」などの客観的な指標に注目することで、へたりにくい製品を見つけやすくなります。
ここでは、弊社のマットレスと比較しながら、長く快適に使えるマットレスを選ぶための4つの基準を解説します。
密度が40D(kg/㎥)前後の高耐久なものを選ぶ
へたりにくさを最優先するなら、マットレスの「密度」に注目しましょう。密度はウレタンフォームの耐久性に直結する指標で、数値が高いほどへたりにくいです。
安価なマットレスは密度が低い傾向にありますが、長く使うなら40D前後の高密度の製品をおすすめします。
弊社がおすすめするミネルヴァマットレスの密度は、34〜38kg/㎥と高い密度を誇ります。購入の際は、商品説明でこの数値を確認する習慣をつけましょう。
復元率が96%以上のものを選ぶ
耐久性を判断するもう一つの重要な指標が「復元率」です。復元率とは、マットレスに繰り返し圧力をかけた後、どれだけ厚みが回復するかを示す数値のことです。
このパーセンテージが高いほど、へたりにくい高品質なマットレスと言えます。長期間の使用を想定するなら、復元率96%以上が一つの目安となるでしょう。
弊社のウレタンマットレスは復元率は99.4%です。製品の性能試験結果として公開されていることが多いので、密度とあわせてチェックしてみてください。
体圧分散性に優れた構造のものを選ぶ
快適な寝心地とへたりにくさを両立するには、体圧分散性に優れた構造のものが最適です。体圧分散とは、体の重さを一部分に集中させず、マットレス全体にバランスよく分散させる性能を指します。
例えば、体の部位に合わせて硬さを変えた「ゾーン構造」や、凹凸のある「プロファイル加工」が施されたものは、腰の沈み込みを防ぎ、へたりを抑制してくれるのです。
弊社のウレタンマットレスも退散分圧性に優れています。またゾーン加工がしてあり、腰などへたりやすい箇所はやや固めに仕上げているので。理想の寝姿勢をサポートし、マットレスへの負荷も軽減してくれるのです。
3年以上の品質保証が付いているものを選ぶ
メーカーの品質保証期間も、製品の耐久性を見極めるうえで重要な判断材料です。長い保証期間を設けていることは、メーカーが自社製品の品質と耐久性に自信を持っている証拠と言えます。
保証期間は最低でも3年以上あるものを選ぶと安心です。ただし、「〇cm以上のへこみ」など保証の適用条件はメーカーによって異なります。購入前には保証期間の長さだけでなく、その詳細な内容までしっかりと確認しておくことが大切です。
弊社の「ミネルヴァマットレス」は10年以内に3cm以上のへこみがあれば保証します。マットレスの上に敷くタイプの「ミネルヴァマットレスプラス」の場合は、3年以内に2cmのへこみで保証となります。
まとめ|へたりにくいウレタンマットレスで快適な睡眠を取り戻そう
ウレタンマットレスのへたりは、寝姿勢の崩れや睡眠の質を招く寿命のサインです。もし体に合わないと感じ始めたら、それは買い替えを検討するタイミングといえます。
へたりにくいマットレスを選ぶには、密度や復元率、品質保証といった客観的な基準を確認することが重要です。
この記事で紹介した選び方を参考に、あなたの体に合った長く使えるマットレスを見つけて、健康的で快適な睡眠を取り戻しましょう!
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