ウレタンマットレスの洗い方と対処法|洗えない場合も清潔を保つ方法

ウレタンマットレスの洗い方と対処法|洗えない場合も清潔を保つ方法

毎日使うマットレスは、寝汗や皮脂で汚れやすいものです。「丸洗いしてスッキリさせたい」と思う方もいるでしょしかし、ウレタンマットレスは水洗いに対応していません。

間違った方法で洗ってしまったり、カビや雑菌が繁殖し、ウレタン素材の劣化につながります。

この記事では、汚れを落としてしまった場合の正しい対処法、そして洗えないウレタンマットレスを清潔に保つための具体的な方法詳しく解説します。

大切なマットレスを設けさせて、安心して眠れる快適な睡眠環境を維持しましょう。

ウレタンマットレスは洗える?

ウレタンマットレスが水洗いできない理由

ウレタンマットレスの素材は、基本的に水洗いできません。また洗剤やクリーナーの使用もおすすめできません

なぜなら、ウレタンマットレスは一度水分を含むと外に出にくく、乾燥に長い時間が必要なためです。

ウレタン素材は、無数の細かい穴が集合した構造になっており、スポンジのように水分を吸収してしまいますたとえ表面上は乾いていたとしても中の方には水分が残り、完全に乾燥させるのが難しい素材です。

生乾きの状態が続くと、湿気でカビや雑菌が繁殖してしまうため、ウレタンマットレスのクリーニングは避けましょう。

ウレタンでも洗えるものはあるの?

基本的にウレタンマットレスは洗濯不可ですが、中には洗濯可能な製品もあります。特殊な加工がされており、水洗いの影響を受けにくい構造になります。

お持ちのマットレスが洗えるかどうかは、必ず洗濯表示や取扱説明書をご確認ください。 洗えるものでもマットレスは、家庭用の洗濯機では使えませんので、注意しましょう。

ウレタンマットレスの洗い方

毎日使うマットレスには、寝汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れが付いてしまうこともあります。 ウレタンマットレスは丸洗いできないため、汚れに気づいたらすぐに部分的なお手入れを行うことができ、きれいにじっくり作る秘訣です。

ここでは、代表的な汚れの種類別に、ご家庭でできる具体的な洗い方と対処法をご紹介します。

寝汗を落とす場合

人は睡眠中にコップ1杯分もの汗をかくため、マットレスの黄ばみや臭いの原因になります。汗や皮脂は酸性のため、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと、汚れを効果的に落とせます

重曹水を使って寝汗を落とす場合の手順は以下のとおりです。

1.水100mlと重曹小さじ1杯を混ぜて重曹水を作る
2.黄ばみが気になる部分に、スプレーする
3.5分ほど放置し浸透させる
4.乾いたタオルを押し当て、水分と汚れを吸い取る

また、湿気対策のために、マットレスを陰干しするなど風通しを良くすることが大切です。

お漏らしの場合

お漏らしはシミと臭いそれぞれに対処するのがポイントです。

下記は臭い対策のクエン酸と、シミ対策の中性洗剤を使った手順となります。

1. まずは、乾いたタオルでマットレスに残った尿をひたすら吸い取る
2. 水200mlにクエン酸濃度1杯を溶かし全体にシミをスプレーし5分放置
3. 乾いたタオルで水分を吸い取る
4. シミが落ちない場合には中性洗剤を含ませたタオルで叩き洗いする
5. 洗剤成分が残らないように瞬間拭きする

尿に含まれるタンパク質が固まるため、お湯は使わず水かぬるま湯を使用してくださいお漏らしは、臭いや雑菌が残りやすいため、早めに対応しましょう。

カビ・ダニの場合

カビやダニは湿気を伴うと発生しやすいため、湿気対策は必須です。また、カビが放置されると感染症やアレルギーの原因にもなるので、早めに対処しましょう。

マスクと手袋を着用し、部屋を十分に換気した以下の手順で進めてください。

1.湿らせた布やティッシュで、カビを優しく拭き取る
2.カビの部分消毒に用エタノールをスプレーし、1時間ほど放置する
3.湿らせたタオルで叩き洗いする
4.扇風機やドライヤーで十分に乾燥させる

ダニは60℃以上の熱で死滅するため、布団乾燥機をマットレス全体にかけておきます。熱に弱いウレタンの場合は、マットレス専用のダニ駆除スプレーを使用してください。

血液が残った場合

ケガや経血による血液の汚れは、 時間が経つと固まって落ちにくくなるため、すぐに対処することが重要です。

血液のタンパク質を分解するセスキ炭酸ソーダを使用し、下記手順で進めてください。

1.水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜてスプレーする
2.10分ほど放置し乾いたタオルで思いつき洗いする
3.汚れが落ちるまで上記1~2を置く
4.扇風機やドライヤーでしっかり乾燥させる

血液のタンパク質は熱で固まる性質があるため、お湯はず水かぬるま湯を使用してください

マットレスが洗えない場合の対処法

マットレス本体を洗えないからこそ、こまめな掃除が大切です。手軽にできるケアを紹介しますので、ぜひ習慣に取り入れてみてください。

掃除機や粘着クリーナーを使用する

マットレスの表面には、ホコリ・髪の毛・フケ・ダニの死骸など、目に見えにくいゴミがたくさん付着しています。

アレルギーの原因にもなるため、掃除機を使いし、こまめに掃除しましょう。

手軽にサッと掃除できるので、気づいたらすぐ使えるよう、ベッドサイドに置いておくのをおすすめします。

消臭・除菌スプレーでニオイを徹底

寝汗や皮脂汚れが残ると、雑菌が繁殖してニオイの原因になるため、マットレス全体に除菌スプレーをかけましょう。

特に、汗をかきやすい頭や背中が当たる部分は、念入りに行うと効果的です。 尚、スプレーはかけすぎず、表面がしっとりする程度に留めてください。

また、寝具は肌に直接触れることが多いため、天然由来のものや低刺激タイプの製品を選ぶより安心です。

シーツ・カバーをこまめに洗濯する

汚れを放置すると雑菌が繁殖し、ニオイや黄ばみの原因になるだけでなく、マットレスの劣化を早めます。 シーツやカバーの洗濯頻度は、週に1回がおすすめです。 特に汗がかきやすい夏場は、より頻繁に洗濯すればよいでしょう。

洗濯の手間を考えると、洗い替え用のシーツやカバーを2〜3セット用意しておくと、洗濯中でもすぐに交換できて便利です。

また、マットレスの底面に湿気が蒸れやすいため、3週間に1回は壁にかけたりして、全体を乾燥させましょう

防水シートを使用する

子どものおねしょや、介護などでマットレスの汚れが心配なら、防水シートがおすすめです。
防水シートをマットレスとシーツの間に敷くことで、水分がマットレス本体に染み込みにくくなります。

万が一汚れてしまっても、防水シートだけを洗濯すれば済むため、メンテナンスも楽になり、ダメージを防ぐことができる可能性があります。

最近では、抗菌や防臭、防ダニ加工など高機能なものが増えているため、ぜひ検討してみてください。

ウレタンマットレスの洗濯時の注意点

コインランドリーや洗濯機は使わない

水洗いできるタイプ以外は洗濯機やコインランドリーでの洗浄もおすすめしません。マットレスよくきれたり、形が崩れて元に戻ったり消えたりする原因となります。

部分的な手洗いを行う場合でも、ゴシゴシと強くこすったり、水分を絞り出したりねじったりするのは避けてください。

家庭でも難しいマットレスの汚れは、専門のクリーニングに依頼するか、買い替えの検討もしてみてください

洗剤や漂白剤は使用しない

マットレスの汚れに洗浄力が強めの洗剤を使いたくなるかもしれませんが、これも避けましょう。一般的な衣類用洗剤はアルカリ性で、ウレタン素材を劣化させます。

また、漂白剤も塩素系や酸素系に不快感を与え、素材を傷め弾力性を失わせる原因になります。

新しいマットレスだからどうしても汚くないといった場合には、中性洗剤を水で薄めて使いましょうその際も、洗剤成分がマットレス内部に残らないよう、何度も拭くことは重要です。

勝負日光に当てはまらない

ウレタンマットレスは、紫外線に弱いため日干しできません長時間、日光がありましたら、黄色く変色し、表面がポロポロと崩れます。

マットレスをさせる乾燥際は、風通しの良い場所で陰干ししてください。 壁にかかったり、すのこに乗せたりして空気の通り道を作りましょう。

扇風機やサーキュレーターなどを活用すると、さらに効率よく乾燥させることができます。

まとめ|ウレタンマットレスは水洗いできないため清潔を維持しよう

今回はウレタンマットレスの手入れのお方法について解説してきました。

特にウレタンマットレスでは水洗いや洗剤の使用は避け、毎日こまめなケアで清潔を心がけることが重要です。 汚れが付いた際は、適切な方法でこすらずに拭き掃除で部分的に対処しましょう。

もし、今お使いのマットレスの汚れや劣化が気になる場合は、新しい寝具を検討してみてください。

ミネルヴァスリープのマットレスなら、通気性が高い素材を使用しているため、1年間蒸れにくいです。 さらに、アウターカバーは取り外して洗濯機で洗えるため、清潔にご利用いただけます。

10年間の長期保証もありますので、気になった方はご確認ください。

 

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